医療機器を安価に導入する方法とは?
医療機器を安価に導入する方法とは?
医療機器には高い技術が用いられているのでどうしても高価で買わざるを得ないことが多いです。
大量生産されていないこともコストの高さに繋がっています。
しかしながら、少しの工夫をすることにより医療機器を安価で導入できることがあります。
その1つ目の方法とはまとめて買うことです。
大規模の事業所の場合、1種類の機器をいくつも買うことは珍しくありません。
その際に全てまとめて購入することで割引が適用されることがあります。
2つ目の方法はメーカーから直接買うことです。
小売業者から買うとマージンなどが発生し、設定価格よりも高くなることが少なくありません。
そこでメーカーの直売を通信販売などで利用することが有効です。
型落ちの機械は安く買いやすいですが、もちろん性能も少し落ちるので積極的に導入すべきかは内容次第といえます。
種類によっては必ずしも最新の機械にする必要はないので、それぞれの性能を見極めていくことが重要といえるでしょう。
高額な医療機器についての特別償還について
医療経営を行う際の大きな問題点として挙げられることに、高額な設備が挙げられます。
極めて高機能であり、かつ数多くの製品が出るものではありませんので、開発費用などを含めるとどうしても製品価格が高額となってしまいます。
医療技術の進歩によって、様々な病気などが治療されている現状を考えると、このような負担を軽減したいということが考えられてきました。
そのようなことから実施されているのが、医師及びその他の医療従事者の労働時間短縮に資する機器等の特別償却制度に基づいた、高額医療機器の取得金額に関する特別償還です。
この制度により、医療機器購入で生じた経費の一部を、設備取得年度の通常の減価償却費に加え、法人税から差し引くことができるようになります。
このことから医療法人の節税が可能となり、経営の安定に役立つことになってきます。
ただしこの制度については、時限がついていますのでその実施期間について十分注意する必要があります。