安全に使いたい医療従事者必見!医療機器を安全に使うポイントと人気機器などをご紹介します!

このサイトでは、医療従事者が医療機器を安全に使うポイントと人気機器などを紹介しています。
特に安全な機器は非常に高額であると言うイメージがあり、医療機関の経営者はその費用に頭を悩ませてしまうことが多いものです。
このサイトでは安全なものを安価に導入する方法を詳細に紹介しているのが特徴です。
同時にこれらを廃棄処分する際に注意すべきポイントも紹介しており、安全性と効率を両立するための必要な知識を得ることができるものとなっています。

安全に使いたい医療従事者必見!医療機器を安全に使うポイントと人気機器などをご紹介します!

医療従事者は医療機器を安全に利用したいと考えているのが一般的で、これは患者に対する影響も非常に大きなものです。
様々な高度な医療技術を駆使していても、医療機器の安全性が低いのではそのリスクが高まる事は言うまでもありません。
そのため高額であっても、安全性の高い医療機器を導入しようとする事は多くの医療従事者にとって当然のこととなっています。
しかしその費用は病院の利益から捻出するため、これが高額であれば経営を圧迫してしまうことになります。
その両立を図るために様々な知識を得ることが、重要なポイントとなります。

医療機器は医療機器法で疾病の診断や治療若しくは予防に使用されることと定義されています

医療の分野では技術によってその症状を緩和したり、治療したりすることが非常に重要となっています。
そんな中で特に注目を集めているのが医療機器です。
医療機器とは、法律により疾病の診断や治療、予防に使用できる機器のことと定義されています。
治療だけでなく予防にも使用できることが大きな特徴です。
つまり、その時点で疾病を患っていなくても使うメリットがあるということです。
ただし、医療機器の種類は多く、使った時の影響も大きいので闇雲に利用することは推奨しません。
あくまで自分にとって脅威となりうる病気などに対して対処する必要があります。
また、使用の際には取り扱い説明書をよく読み、正しい使い方をするようにしましょう。
もしも、正しい方法が分からない場合には医師に相談することも大切です。
誤った使い方をしてしまうと想定外の影響が出てしまうこともあります。
そのことさえ気を付けていれば、非常に役立つ道具といえるでしょう。

医療機器を安全に使うためには国際基準や厚労省の基準を満たしたものを使おう

医療機器もどんどん性能が高くなっているので、新しく買い替えようとしている方やこれから導入を検討している方がいるはずです。
医療サービスを提供する上で大きな力になってくれます。
ただ、医療機器は高額なので、少しでも安く手に入れたいと考えている方が少なくないのが現状です。
様々な機能がありますし、細かい部品で作られているので、価格が高くなってしまうのは仕方ないです。
安全に使用するために重視するべきポイントがあります。
それは国際基準や厚労省の基準を満たしているものを選ぶことです。
価格の安さだけで決めてしまい、国際基準などを満たしていないとトラブルが生じてしまう可能性があるので気をつけてください。
また、本当に効果があるのかを知るために実際に使用した人の意見も参考にするべきです。
使用してみないと分からないことがあるため、参考になる情報が得られます。
安く抑えたい考えは理解できますが、1番は安全に使用することを考えないとダメです。

医療機器の安全担保にはメーカー保証やアフターケアも確認を

医療機器は非常に便利な機器ですが、体に大きな影響が及ぶので安全性を確認しておくことが欠かせません。
効き目と安全性は表裏一体の関係があるといえるでしょう。
メーカー保証は安心感を持って使用できる1つの担保となります。
メーカー保証があると、その機器した際に何らかの被害があった場合、その時にかかる治療費や慰謝料などを請求することが出来ます。
ただし、これはあくまで正しい用途で使用した際のことであり、誤った使い方をしていた時には対象となりません。
また、たとえそういった保障がなかったとしても、医療機器側に明白な問題があった時には損害賠償を請求することが出来ます。
アフターケアが充実しているかも特に大切なポイントです。
すぐに機械が壊れてしまったりすると大きな費用を損してしまう可能性があります。
健康面だけでなく、コスト面までを考慮したうえで導入を進めることが大切です。
アフターケアについてはメーカーのホームページでも確認しておきましょう。

医療機器導入には衛生管理や殺菌処理が簡単なものもお勧め

医療機器は体の粘膜や体内など非常にデリケートな場所に使用します。
それゆえに衛生面には気を付けておく必要があります。
衛生管理が不十分だった場合には、二次的な健康被害が発生してしまう恐れがあります。
例えば煮沸消毒をするなどして殺菌処理をしておくことが大切です。
しかし、医療機器ごとに必要な衛生管理や殺菌処理は異なります。
なるべく簡単に処理が出来る物の方が扱いやすいといえるでしょう。
医療機器を導入する際には効果やコストだけでなく、そういった部分にも着目しておくことが大切です。
取り外し可能な機器であれば、中身まで丁寧に洗うことが出来ます。
常に清潔な状態を保つことが出来れば、健康被害等が発生する可能性も下がります。
事業所では介護を必要とする方にそれらの機械を使います。
万が一にもトラブルが発生しないように機器の選び方には注意しておきましょう。
管理が簡単な物であれば、社員や従業員の負担も減らすことが出来ます。

医療機関で人気の医療機器①新型コロナ対策のパルスオキシメーター

新型コロナウィルスに感染した場合に大切なのは、重症化を防ぐことです。
特に基礎疾患のある方や高齢者は注意しなければなりません。
症状の変化に有効な指標として、動脈血の酸素飽和度があります。
これはパルスオキシメーターという医療機器で簡単に測定することができます。
痛みもなく、指の爪に挟むことで持続的に計測することができ、信頼性の高い医療機器です。
同時に脈拍も測定することができます。
動脈血中の酸素飽和度が低くなると、呼吸困難が強くなり、動くこともできなくなります。
著しく低い場合は命の危険性も出てくるため、一刻を争うこともあります。
自覚症状だけでなく数値として表されるため、緊急時に症状の深刻さを明確に伝えることができます。
最近はインターネットでも購入できるため、呼吸器系の基礎疾患がある方は持っていると安心です。
また、普段から計測していると体調の変化に気が付きやすく、重症になる前に気付くことができます。

医療機関で人気の医療機器②内科や健康診断で必須の上腕型血圧計

医療機関では様々な医療機器が利用されています。
CTやMRIなど本格的な検査ができる医療機器ではかなり高額なものもありますが、比較的低価格で導入できるものもあります。
そのひとつが、内科や健康診断でよく利用されている上腕型血圧計です。
健康状態を知るためには、血圧のチェックは欠かすことができませんが医療用の物は精度も優れており、耐久性にも優れているので大勢の血圧もスムーズに測定することができます。
腕帯を上腕に巻いて測定するものが良く選ばれていますが、このタイプは腕の太さや形に合わせてぴったりと装着できますし、装着感もソフトです。
カフ部分は古く鳴れば交換もできるので、長く使用することができます。
このほかでは、腕を通すだけで手軽に測定ができるスポットアームタイプも人気があります。
高血圧であっても、本人は自覚していないことも少なくありませんが、健康診断などで定期的に測定することで健康を維持しやすくなります。

医療機関で人気の医療機器③産科や小児科で活躍の非接触体温計

医療機関で人気のある医療機器として紹介できるのが、非接触体温計です。
産科や小児科の病院などで、よく使用されています。
このタイプの体温計が小児科で使われることが多いのは、体温を測定するまでの時間が非常に短いからです。
子供の場合、長時間体に入れておかないと温度が測れないタイプの体温計は、正確な体温が測りにくいことも多いために、こうした機器が代わりに使用されています。
この医療機器を使用すれば、最短の場合1秒程度で体温を測定できます。
普段から落ち着きのない子供などには、特に使用しやすい機器です。
非接触体温計が短時間で体温を測ることができるのは、体から放出されている赤外線の温度を測定しているからです。
赤外線の温度を脇の下や口で測った時の体温に換算して、温度を測っています。
赤外線を測定する場所として一般的に使用されているのは、顔のこめかみや頬などの部分です。
感染病の予防のためにも使用できる医療機器です。

医療機関で人気の医療機器④全医療機関で使われる聴診器

医療機関での定番の医療機器といえば聴診器です。
中でもすべての医療機関で使用されている人気の聴診器があります。
それはステレオフォネットプレミアムです。
この医療機器は音の強弱や高低といった情報だけでなく、時間差や位相差情報が伝わる仕組みになっています。
それゆえに様々な体調変化に気付けるといったメリットがあります。
価格は5万円程度となっており、性能から見ればかなりリーズナブルであることが分かります。
カラーバリエーションも4つ用意されており、デザイン性も高いです。
ステレオフォネットには小児用もあります。
これは小児の体のサイズに合わせて小さめに作られており、大人用と区別して使うことが有効です。
一度購入すれば長く使える医療機器なので、多少高価でも多めに購入しておこうとする医療機関も多くなっています。
心臓病の診察などの精度をあげるためにも非常に役立ちます。
生産国が日本であることも安心できるポイントです。

医療機関で人気の医療機器⑤痔の手術やカメラ挿入に欠かせない肛門鏡

日本は先進国のなかでも、非常に優れた医療技術を持つ国です。
毎年のようにノーベル医学賞を受賞する研究者を輩出しており、諸外国でも注目を受けるまでになりました。
都心部だけでなく郊外でも大きな医療施設が点在しており、高度な医療を受けることが可能です。
医療機器も日進月歩をたどっており、今では手術には欠かせないものとなりました。
ここではその医療機器のひとつである肛門鏡について、簡単に解説をしていきましょう。
肛門鏡は痔の手術では必須となる医療機器で、現在ではデジタル化されています。
痔の場合、外部だけでなく内部にも患部が広がるのが基本で、その目に見えない箇所のオペに活用されるものです。
カメラを挿入するときのサポートをすることができ、ガイドラインを出してスムーズに患部にカメラとメスを届けることができます。
現在は大型モニターに像を投影することもできるため、格段に性能が高まった医療機器のひとつでもあります。

著者:倉持一

筆者プロフィール

沖縄県那覇市生まれ。
内科医として地元で長年診療所を運営。
医療機器に関するコラムを執筆しています。
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